マラリアは、最も治りにくい病である。柴胡、青皮で邪気を散らしても効かず、鼈甲、首烏で邪気を追い払っても効かず、草果、常山で邪気を伐っても効かないのに、なぜ白朮、半夏を使えば効果があるのか。
白朮は脾臓を丈夫にし、食欲を増進させる神薬であり、その妙は特に湿を取り除くことにある。
痰がなければマラリアにならず、湿がなければ痰もできない。湿を利すれば痰はその源を失い、痰を消せばマラリアはその仲間を失う。まして、脾胃が丈夫であれば陽気が昇騰するばかりであり、マラリアの鬼はどこに身を隠すというのか。これが効果が非常に速い理由である。このことから見れば、白朮は君薬ではないと言えようか。
さらに言えば、二陳湯は痰を消すために白朮を多く加えるべきであり、四君子湯は気を補うために白朮を多く加えるべきであり、五苓散は水を利するために白朮を多く加えるべきであり、理中湯は寒さを取り除くために白朮を多く加えるべきであり、香薷飲は暑さを消すために白朮を多く加えるべきである。
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