あるいは、黄耆で気逆の血を治すという、他に類を見ない素晴らしい発見があったが、四物湯や仏手散で止血して効果があった例もあるのは、どういうわけか、と問われた。
誠にあなたの言う通りである。そもそも血逆にも違いがあり、大逆と小逆がある。大逆の場合は、必ず補気して止血しなければならない。小逆の場合は、調血して経絡に戻すこともできる。四物湯や仏手散で血を治して血が止まるのは、血が補われて経絡に戻ったからである。
血は最も経絡に戻りにくいものだが、なぜ四物湯や仏手散は特に効果があるのか。それは、その血逆が軽かったからに他ならない。逆が軽いのは、気逆が小さいからであり、逆が重いのは、気逆が大きいからである。四物湯や仏手散で血を治して血が安定しても、効果はあるものの、効果が出るのが遅い。補血湯で気を治して血が止まる方が、効果が出るのが速い。
[傍注: 補血で止血する効果は確かに遅く、補気で止血する効果は確かに速い。どちらが得でどちらが損か、容易に判断できる。]
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