あるいは、石膏を使って真の胃火を治療する場合、石膏単独で良いのではないか、なぜ張仲景先生は必ず人参、麦冬を加えるのか?と問われた。
曰く、胃火が盛んな者は、胃土が衰えているのである。胃火は、胃土を傷つけないことはない。胃土を傷つければ、必ず胃気を傷つけるだろう。石膏湯に人参を加えるのは、胃火を助けるのではなく、胃土を顧みるためである。胃土が傷つかなければ、胃気も失われず、肺気を顧みる必要がないように思える。しかし、胃火が上昇すれば、必ず肺金が傷つく。人参で胃を顧みても、麦冬で肺を養わなければ、胃は必ず肺金の母を救うために胃気を漏らし、胃気はやはり損なわれる。人参を使っても、使わないのと同じである。
[傍注:胃土を顧み、肺金を顧みる、その意味は実に精妙である。]
故に、さらに麦冬を加え、人参と併用して、石膏の瀉火を助ける。火が瀉され、肺金が養われ、胃土に気を消耗させなければ、胃気はさらに養われる。これが、石膏を使った後に人参を加え、人参を使った後に麦冬を加える理由である。
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