あるいは、傷寒の下痢で、毎日十数回、下痢が多くて陰を失い、脈は虚しているはずなのに、虚ではなく反って実している。これも人参でその虚を補えるのか?
その下痢がすでに多く、脈が虚ではなく反って実しているのは、脈の正気が実しているのではなく、脈の邪気が実しているのである。
邪気が実していると補正できないように思えるが、正虚でますます邪盛になっていることを知らず、急いでその正気を補わなければ、邪盛で正は必ず脱するだろう。この症は死症であり、死の中から生を求めるには、人参以外に薬はない。しかし、人参だけを使い、水分を分消する薬を併用しなければ、人参も並外れた功績を立てることはできない。人参一、二両に茯苓五、六銭を加えて服用すれば、正気が脱せず、水邪も止まるだろう。
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