天地の道は、陽は陰に根ざし、陰もまた陽に根ざしています。陰がなければ陽は生まれず、陽がなければ陰は育たないという至理があります。
例えば、喘息の症状は腎気の絶えようとしている状態であり、腎を補って逆転させるべきですが、なぜ人参を使えば瞬時に元陽を回復できるのでしょうか。人参が腎に入らなければ、どうしてこれほど神効があるのでしょうか?
また、傷寒の厥症で手足が冷たくなるのは、肝気の逆流であり、四逆湯などの薬を用いる場合も、必ず人参を多めに加えなければ厥を鎮めることはできません。人参が肝に入らなければ、どうしてここまでできるのでしょうか?このように、人参が肝、腎の二経に入ることは、誰もが信じ、疑う余地のないことです。しかし、人参をうまく使えない者は、しばしば失敗します。人参は君薬であり、他の薬と併用して初めて成功しやすいのです。
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