七方論1
七方とは、大方、小方、緩方、急方、奇方、偶方、復方である。
大方
大方とは、量の多寡を論じるのではなく、強大さを論じるのである。処方の中で味が重いものが大であり、味が厚いものが大であり、補うものが大であり、攻めるものが大である。薬の量が多いことが大であるとは言えない。
例えば補う場合、その大意は人参を多く用いて君薬とすることにあり、白朮や茯苓を多く用いて臣使薬とすることにはない。攻める場合も同様で、大黄を多く用いて君薬とすることにあり、厚朴や枳実を多く用いて臣使薬とすることにはない。寒熱表散の薬についても、みな同様で、多くの薬を用いることが大方ではない。
君薬は本来少量で良いものではないが、多く用いることができない時もあり、その場合は少量で差し支えない。しかし、少量だからといって君薬ではないと言ったり、少量だからといって大方ではないと疑ったりしてはならない。
『精校本草新編』より
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