十剤論3
三論、補剤。岐伯夫子曰く、「補は弱を去るべし。しかし、補の法もまた一様ではない。
その気を補いて陽を生じ、その血を補いて陰を生じ、その味を補いて精を生じ、その食を補いて形を生じる。
陽虚は気を補えば、気は旺盛になり陽もまた旺盛になる。陰虚は血を補えば、血は盛んになり陰もまた盛んになる。精虚は味を補えば、味は足りて精もまた足りる。形虚は食を補えば、食は肥えて形もまた肥える。人の身の虚は、この四つに尽きないが、この四つで十分に尽くすことができる。」
補法は四つに尽きるが、その四つの中には実に変化がある。
気を補うにも、朝夕の違いがあり、臓腑の違いがあり、前後の違いがある。血を補うにも、老少の違いがあり、胎産の違いがあり、衰旺の違いがあり、寒熱の違いがある。味を補うにも、軟滑の違いがあり、消導の違いがあり、温冷の違いがあり、新久の違いがあり、甘苦の違いがあり、燔熬烹炙の違いがある。食を補うにも、南北の違いがあり、禽獣の違いがあり、果木の違いがあり、米穀菜豆の違いがあり、魚鼈蝦蟹の違いがある。
「しかし、しばしば補えば補うほど虚になる者もいる。補剤は全く頼りにならないのか?」と。補えば補うほど虚になる者は、虚が補を受け付けないだけで、虚が補できないわけではない。ゆえに補の法もまた変えるべきである。補の中に少し消導の品を加え、補の中に制伏の法を用い、完全に補う必要はなく、純粋に補う必要もない。
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