ある人が尋ねた。「人参は脾土を健やかにして水に克つものだというが、なぜ水湿の病に人参を用いると、かえってむくみがひどくなるのか。これはどういうことか?」と。
答えて曰く、「これは人参が脾土を健やかにしないのではなく、脾土が腎水を制御できないためである。腎水は脾土が盛んになることで、初めて中州に氾濫させないようにできる。土が堅固でないからこそ水が盛んになり、その水を制御するには土を健やかにしなければならない。土を健やかにする薬として人参以外に何を求めるというのか?
しかし、土が堅固でないのは、また火が微弱すぎるためである。火は水の中にあり、水の外にはない。土を補うには必ず火を補わなければならず、火を補うには水の中で補う必要がある。
[傍注: 腎中の火を補うのは真火であり、心中の陽火と誤解してはならない。]
では、どのように治療すればよいのか?まず水を補って火を生じさせ、次に火を補って土を生じさせる。人参を補腎薬の中に用い、速やかに水の中に火を生じさせ、ゆっくりと人参を補腎薬の中に用い、火の中に土を再生させる。そうすれば、自然と腎は水を生じても水は氾濫せず、腎は火を生じても土は崩壊しない。どうして人参を避けてむくみの増加を防ぐ必要があろうか。」
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